山形山形路:自殺率「全国3位」の背景には… /山形
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071217-00000049-mailo-l06山形市保健センターで15日開かれた山形県自殺対策シンポジウムを聴いてきました。お隣の秋田県の自殺率が全国47都道府県の中で最も高いことは広く知られていますが、山形県でも近年目立って増えて06年には全国3位になったと聞き、背景には何があるのかと気になったからです。
専門家らによるパネルディスカッション「自死遺族支援~これから私たちにできること」などがありました。県障がい福祉課の佐久間正則課長補佐は06年に県内の自殺者数が過去最多の381人となり、人口10万人当たりの自殺率では31・7と、秋田の42・7▽岩手の34・1に次ぎ、全国平均の23・7を大きく上回っていることを説明しました。
同課によると、97年まではおおむね200人台で推移していた県内の年間自殺者が98年に359人へと急増し、自殺率の全国順位も04年8位、05年4位、06年3位とじわじわ上がっています。
98年にはいったい何があったのでしょうか。この年は全国の自殺者数も前年の2万3494人から3万1755人へと激増しています。金融機関の経営が苦しくなって中小企業などに対する貸し渋りや貸しはがしなどの言葉が出てきた年だったと佐久間氏は指摘します。県内4地域別では最上と庄内の割合が高いものの、その原因については「過疎化や医者の数との関連性はあると見られるが、決定的とは言えず、特定できていない」と話しました。
「こころの健康相談ダイヤル」(電話023・631・7060)を開設している県精神保健福祉センターの有海清彦所長は「中高年男性の自殺には、くたびれて、どうしようもなく、目の前の自殺を選んでしまう例が多い...
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